物事は当然のことながら、思ったようにはいかないものですね。

　家の中を整理整頓したいと思い子供用のおもちゃ箱やカラーボックスなど購入したのですが、配置してみると想像とは違ってしまい、収納スペースは増えたはずなのにかえって使い勝手が悪くなった気がします。

　まあ、模様替えすると今までと違うところにあらゆる物が移動するわけですから、以前の部屋に合わせて動いていた分、勝手も変わってしまい不自由ということなのかもしれません。

　実は、私は統合失調症を患ったんですが、最近根治しました、たぶん。

　30歳の頃、私は男に狂い、間もなく昇級するかな……という予感があったにも関わらず、そのとき盲目になった男の住む町で暮らすため貯金をはたき引っ越したらフラれ、私の人生何もなくなったと思った途端、人間不信、疑心暗鬼、被害妄想などがひどくなり、眠れぬ日々が祟ってとうとう幻覚まで見えるようになってしまい、精神科の病院へ入院することになりました。

　これは、治すのに時間と運と人の助けをたくさん借りましたが、つい昨日、根治したと実感がありました。

　それで思ったんですが、薬はあまり治すのに役に立たないです。症状のひどいとき、一時的に使うなら良いかもしれません。ですが、沈静がはかれたら、少しずつ薬を軽くしていくのが良いと思います。

　私の場合は副作用が色々出てしまい、お医者さんの方で薬を軽くせざるをえなかったんです。まあ、それが功を成したわけですが。

　そしてリハビリが必要です。日常を取り戻す必要があります。これは家族とか親友とか、誰かの力があった方がずっとよいです。私には親身に寄り添ってくれる家族がありましたから、日常生活のリズムを取り戻すことができました。
　仕事も復帰できるのが望ましいです。こんな疾患を持っていると、快く働きにおいでと言ってくれる職場を探すのは難しいです。だから、仕事は簡単なアルバイトとか内職とか、なんでもいいんです、自分の力で稼げたという事実が自分に力を与えてくれますから。
　だから、少しずつ無理せずに仕事量を増やしていって、自信をつけるのが望ましいです。
　私は早くこの状況からはいあがりたいという欲求が強く、ずいぶん焦って無理をしましたが、それは逆効果です。

　ここまででずいぶん回復できると思います。
　ただ、根治には到りませんでした。

　私はどこかで人を疑う癖が根強くついていたし、人と仲良くなることに躊躇いがありました。怨念が常につきまとっていたし、回復したあとも心から幸せだと実感することがあまりなかったように思います。

　だから、自分の過去と折り合いをつけるために、解消することを要しました。克服ではないです。乗り越えるのでもない。笑い飛ばすというか、やはり解消ですね。
　私は運よく鍼灸院で治りましたが、これはどこの窓をたたくのが正解かは、私には分かりません。
　なんでも良いのだと思います。
　自分のそうした過去を否定するでも肯定するでもなく、あっけらかんと解消させてくれる何か。
　カウンセリングでも鍼灸院でも、整体でも、友人との食事でも、読書でも、歌でも、なんでもです。

　執着が最もよくありません。
　自分の怨念を蘇らせるくらいなら、ほっこりする誰かを思い浮かべていた方が幸せです。

　今回はスピリチュアルについて思うことを書きます。

　ぶっちゃけ、スピリチュアルな世界は存在します。断言する理由は二点、昔20代前半の頃自殺したのですが、そのときにそうした世界を垣間見たことと、20代後半で前世療法というのを受け、その前世があまりにも平凡であり、かつその映像が誰が私に与えたわけでもない、勝手に自分で思い浮かべたものだったからです。

　ただ、私はスピリチュアルが嫌いです。というか、非現実的世界へ逃げ込んで、そこから自分はスピリチュアルな人間だと優越にひたっている人が嫌いです。

　スピリチュアルは、自分を知るためのきっかけに過ぎないと思うんです。

　私が色々と本を読んだりそうしたカウンセラーとやりとりしたりして思うところでは、私たち人はそれぞれ何かしらやりたいことがあってこの世に生まれてきたんです。それは人によってやりたいことが違うので、私にはあなたのやりたいことはこれこれこうですよと言うことはできないし、知ることすらできません。ただ、自分の欲望とか世間体とか身にまとってる無駄なもの全部脱いだところでようやく剥き出される衝動、これこそが自分自身のやりたいことだと思うんです。

　だから、もしここにたどり着いた人が思い悩んでることがあったなら、自分の人生に不要だと思うものからは離れたらどうでしょうか？と思います。

　このブログはなんら欲もなく思いつくまま書いている私のまさに｢衝動｣です。